「副業で収入が増えたら、保育料とか手当に影響しないか不安……」
子育てしながら副業を考えている人って、税金まわりの不安がいろいろあると思うんですよね。でも実は2024〜2026年の税制改正で、子育て世帯は副業所得が増えても守られる部分がかなり増えています。
知っているだけで年15〜30万円単位で変わってくる話なので、一度しっかり整理しておきましょう。
2026年の子育て世帯向け税制改正まとめ
児童手当の所得制限が撤廃された
2024年10月以降、児童手当の所得制限が撤廃されて全世帯に満額支給されるようになりました。副業所得が増えても手当が減ることはありません。さらに支給対象が18歳まで延長されたので、高校生の子供がいる家庭にも手当が出るようになっています。
これは地味に大きな変更です。以前は年収960万円超で減額、1,200万円超で支給停止でしたが、今はそのラインがなくなっています。
高校生の扶養控除が復活
16〜18歳の子供に対する扶養控除38万円が適用されるようになりました。児童手当との二重取りができる形です(詳細は個人の状況によって異なります。扶養範囲改正2026を参照)。
配偶者控除の見直し
103万円から160万円ラインに拡大予定。配偶者がパートや副業で稼ぎやすくなっています。
子ども・子育て支援金(新設)
月数百円の負担増(健康保険料に上乗せ)があります。副業で国保加入の方は国保料アップに直結する可能性があるので、経費の計上で所得を圧縮しておくと対策になります。
子育て世帯の副業者が押さえるべき節税ポイント5つ
ポイント1:扶養控除をフルに活用する
子供の年齢によって控除額が変わります。
| 対象 | 控除額 |
|---|---|
| 16歳以上の子(一般扶養) | 38万円 |
| 19〜22歳(特定扶養・大学生) | 63万円 |
| 同居老親(70歳以上) | 58万円 |
扶養控除は夫婦どちらか一方のみ申請できます。所得が高い方が控除を取るほうが節税効果は大きくなります。
ポイント2:児童手当は所得制限撤廃で全額もらえる
月10,000〜15,000円×子供の数が受け取れます。年間で12〜18万円/人。3人いれば最大54万円。副業所得が増えても影響しません。
ポイント3:医療費控除をフル活用する
子供の医療費(治療目的のもの)は10万円超で控除対象になります。副業所得が大きいほど節税効果は大きくなります。領収書は1年分まとめて保管しておきましょう。スマホで撮影してクラウド保存しておくと楽です。
ポイント4:教育費の経費化は基本NG(副業関連のスクール代はOK)
子供の習い事や教育費は原則経費化できません。ただし、副業に関連するスクール代は経費計上できます。デジプロや動画編集CAMPの受講料は、副業として稼いでいる事業と関連があれば経費になります。
ポイント5:ふるさと納税の枠が副業で拡大する
副業所得が増えると、住民税所得割の枠が広がるのでふるさと納税の限度額も拡大します。自己負担2,000円で返礼品がもらえる制度なので、毎年シミュレーターで上限を確認して使い切りましょう。
家族形態別・節税シミュレーション
ケース1:夫婦+子1人(小学生)
- 給与年収500万円+副業所得80万円
- 児童手当:月10,000円×12ヶ月=年12万円
- 副業節税:青色65万円+経費30万円
- 年間還付+手当の目安:15〜20万円程度
ケース2:夫婦+子2人(高校生+中学生)
- 給与年収700万円+副業所得150万円
- 児童手当:月10,000円×2人×12ヶ月=年24万円
- 高校生扶養控除38万円
- 副業節税:青色65万円+経費60万円
- 年間還付+手当の目安:25〜35万円程度
ケース3:夫婦+子3人(大学生+高校生+中学生)
- 給与年収900万円+副業所得200万円
- 児童手当:月10,000円×3人×12ヶ月=年36万円
- 特定扶養控除63万円+扶養控除38万円
- 副業節税:青色65万円+経費80万円+小規模共済84万円
- 年間還付+手当の目安:40〜55万円程度
※数値はあくまで概算です。実際の節税額は個人の収入状況や控除の適用条件によって大きく異なります。
副業所得が増えたときに気をつけるポイント
保育料への影響
保育料は所得割住民税で計算されるため、副業所得が増えると保育料が上がる可能性があります。経費をフル計上+青色申告65万円控除で所得を圧縮しておくと対策になります。
高校無償化への影響
高校無償化の対象となる年収ラインが910万円程度です。副業所得の増加でこのラインを超える場合は、経費フル計上での所得圧縮を検討しましょう。
住民税の普通徴収選択
確定申告書の「住民税に関する事項」欄で「自分で納付(普通徴収)」を選択することで、副業所得分の住民税が会社経由で通知されるリスクを下げられます。
子育て×副業の年間節税フロー
Step 1:開業届+青色申告承認申請書の提出
マネフォ クラウド開業届で5分で作成し、e-Tax提出または税務署に郵送。
Step 2:クラウド会計ソフトの導入
マネフォ クラウド確定申告や弥生 青色申告で日々の記帳を自動化。
Step 3:日々の経費記帳
Step 4:確定申告で還付フル取り
- 青色65万円控除
- 扶養控除・配偶者控除
- 医療費控除
- ふるさと納税
Step 5:翌年への準備
子供の成長に合わせて扶養控除の条件が変わります。毎年確認しましょう。iDeCo・小規模共済の継続加入も継続して。
子育て世帯向け副業ジャンル選定
子育て中の副業は「体力消耗が少ない」「スキマ時間でできる」「在宅完結」が重要なポイントです。
Webデザイン(在宅完結・育児の合間に)
- ライジョブ
- 月収の目安:月10〜25万円
Webライター(スキマ時間・スマホ完結も可能)
- ライジョブ
- 月収の目安:月8〜20万円
動画編集(子供が寝た後の夜時間に)
- 動画編集CAMP
- 月収の目安:月15〜35万円
AI活用(時間効率化)
- DMM 生成AI CAMP
- 月収の目安:月12〜30万円
Webマーケ(高単価・学習期間長め)
子育て×副業の時間管理パターン
パターン1:早朝活用型(子供起床前の5〜7時)
静かな環境で集中できます。月収目標:月10〜20万円。
パターン2:保育園・学校時間活用型(9〜15時)
平日4〜5時間×週5日をフルに使えます。月収目標:月20〜35万円。
パターン3:夜時間活用型(子供が寝た後の21〜23時)
短時間集中型。月収目標:月8〜15万円。
パターン4:週末まとめ型
パートナーと協力して土日に集中作業。月収目標:月10〜25万円。
実例:スクール受講料を経費化した3パターン
育休中ママのスクール受講事例
ライジョブを24万円で受講。育休中にWebデザインスキルを習得し、復職後に副業で月10〜18万円。受講料24万円は全額経費化+教育訓練給付金10万円の還付で、実質負担は2〜4万円程度になったケースです。
共働き夫婦の同時受講事例
夫がデジプロ33万円、妻が動画編集CAMP22万円を受講。夫婦合計55万円→経費化+教育訓練給付金で実質負担30万円。1年後の夫婦合計副業所得が月35万円になったケースが共有されています。
シングルマザー副業デビュー事例
ライジョブを12万円で受講し、副業月収8〜15万円。児童扶養手当との両立に加えて、自治体の女性向け補助制度も活用したケースです。
iDeCo・小規模共済・NISAの組み合わせ
iDeCo
- 会社員:月23,000円・年27.6万円が上限
- フリーランス:月68,000円・年81.6万円が上限
- 全額所得控除→住民税にも効果あり
小規模企業共済
- 副業フリーランス向け
- 月7万円・年84万円まで全額所得控除
- 退職時の一時金は退職所得控除の対象になります
つみたてNISA
- 年120万円(新NISA)、運用益非課税
- 教育資金作りと相性がいい
詳細はNISA×副業 二刀流節税を参照してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 副業所得が増えると児童手当はどうなる?
2024年10月の改正で所得制限が撤廃されました。副業所得が増えても児童手当は満額受け取れます。
Q2. 配偶者の扶養に入りながら副業できる?
2025年改正で160万円まで配偶者特別控除が適用される予定です。ただし副業所得が130万円を超えると健康保険の扶養から外れる点には注意が必要です。
Q3. 子供の医療費は副業の経費になる?
なりません。子供の医療費は医療費控除の対象(10万円超)として申告できます。
Q4. 高校生になったら扶養控除は復活する?
2026年改正で復活予定です。最新情報は税務署や国税庁のサイトで確認してください。
Q5. 保育料は副業所得で変動する?
変動する可能性があります。住民税所得割で計算されるため、副業所得が増えると保育料が上がるケースがあります。経費のフル計上で所得を圧縮することが対策になります。
Q6. ふるさと納税の限度額は副業で増える?
増えます。副業所得が増えると住民税所得割の枠が広がるため、ふるさと納税の限度額も拡大します。
Q7. 子供のクラブ活動費は経費になる?
なりません。子供の教育費は原則として経費化できません。
子育て世帯のよくある失敗5選
失敗1:副業所得増加で保育料アップに気づかなかった
経費フル計上で所得圧縮しておくことが対策になります。
失敗2:扶養控除を夫婦で重複申請してしまった
どちらか一方しか申請できません。所得が高い側で申告するのが節税効果が大きいです。
失敗3:医療費控除の領収書を紛失した
1年分まとめて保管する習慣を。スマホ撮影でクラウド保存しておくと安心です。
失敗4:ふるさと納税の限度額計算ミス
副業所得が増えた年は欠かさずシミュレーターで再計算しましょう。ふるさと納税サイトのシミュレーターは無料で使えるので、年末のタイミングで確認する習慣にしておくと損がありません。
失敗5:副業者はふるさと納税ワンストップ特例が使えない
副業所得があって確定申告が必要な方は、ワンストップ特例は使えません。確定申告でまとめて申告が必要です。
子育て×副業者が陥りやすい「損している」パターン
節税の知識があるとないとでは、年間10〜30万円単位で手取りが変わってきます。よくある「もったいない」ケースを整理しておきます。
パターン1:副業スクール代を経費化していない
副業に直結するスクール代(Webデザイン・ライティング・AI活用など)は、事業と関連があれば経費計上できます。受講中はまだ売上がない場合も「開業費」として処理できるので、領収書は忘れずに保管を。デジプロ・動画編集CAMP などの受講料が30〜50万円なら、全額経費化で数万円の節税効果があります。
パターン2:青色申告65万円控除をまだ使っていない
副業所得が安定してきたら、開業届+青色申告承認申請書を提出して青色申告に切り替えましょう。65万円控除は所得から差し引かれるので、税率20%の方なら年間13万円程度の節税効果があります。
パターン3:家事按分の計上を忘れている
在宅で副業をしている場合、インターネット代・電気代・家賃の一部を家事按分で経費にできます。副業に使っている時間・スペースの割合で按分すれば、年間数万円の節税になるケースが多いです。
パターン4:ふるさと納税の限度額を副業前の基準で計算している
副業所得が増えた年は住民税所得割が増えるため、ふるさと納税の限度額も上がります。前年の年収ベースで計算していると枠を使い切れていない可能性があります。年末に専用シミュレーターで再計算する習慣をつけておきましょう。
副業ママ・パパからよくある相談3パターン
相談1:「保育料が上がるのが怖くて副業収入を抑えています」
保育料は住民税所得割で決まるため、副業所得が増えると保育料が上がる可能性はあります。ただし、経費のフル計上+青色申告65万円控除で所得を圧縮すると、実際に増える保育料は思ったより少なくなるケースがほとんどです。副業収入そのものを抑えるより、経費化を徹底する方が手取りは増えます。
相談2:「扶養内で副業したいけど、どのラインまでOKですか?」
配偶者の扶養に入っている場合、副業所得(事業所得)が48万円を超えると配偶者特別控除の対象から外れてきます。健康保険の扶養については、年収130万円が基本的な境界線です。副業所得が伸びてきたタイミングで、FP(ファイナンシャルプランナー)への相談をおすすめします。
相談3:「子供の習い事は副業経費になりますか?」
子供の習い事・教育費は原則として副業の経費にはなりません。ただし、副業のコンテンツ素材として子供の活動を撮影している場合は、機材費や通信費の一部が経費になるケースがあります(税理士への確認を推奨します)。
いずれのケースも「副業とどう結びつくか」という説明責任が問われます。判断に迷うときは早めに税理士かFPに相談しておくのがおすすめです。年1回の節税相談を習慣にするだけで、毎年の手取りが着実に変わってきます。
まとめ:子育て×副業の節税は「児童手当×扶養控除×ふるさと納税」の三本柱
2024〜2026年の税制改正で、子育て世帯は児童手当所得制限撤廃+高校生扶養控除復活+住宅ローン控除拡大の三重メリットが得られる状況になっています。副業所得を増やしながら、扶養控除フル取り+ふるさと納税枠拡大+医療費控除+iDeCoを組み合わせれば、年15〜30万円の節税が現実的なラインです(個人の状況によります)。
最初の一歩はマネフォ クラウド開業届で副業を事業所得化し、マネフォ クラウド確定申告や弥生 青色申告で日々記帳するところから。スキル投資はしっかり経費化して、税制を味方につけながら副業を進めていきましょう。
まなびナビには扶養範囲改正2026や住宅ローン控除2026完全攻略、青色申告65万円控除フル攻略、マイクロ法人で副業節税MAXなど節税シリーズを揃えています。
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